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自分という、自然

風が、吹いた

雨が、やんだ

雲が、流れた

そこから、何が生まれるだろう

水たまりに映る青空

窓にたたきつける雨

蟻が運ぶ土ひと粒

みているのは誰ですか

聴いているのは誰ですか

今に居るのはむずかしい

一瞬は誰にでもやってくる

飛ぶように

あるいは、永遠のように

自分の内部にくつろいで

外の世界へひらいて
呼応するままに

私が吐いた息が
外の風と混ざり合って溶けていく

今に生起する

生と死の現象

感じることはとめられない

あげられない声が

私の内部に存在する

音がひとつ

またひとつ

生まれ、消えていく

繋がって、メロディーになる

静けさの中で、深く息づいている

物語は用意するのではない

自分の中に、知りたいこたえがあると信じられますか

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